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【繊細すぎる性格で 自分は全て後回し HSP】

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◆子育てをしていると
「自分は全て後回し、なによりも子供が大事、子供優先!」
そうなっている事は多いと思います。
毎日少しずつメンタルが削られていませんか?
さらに「HSP」と呼ばれる とても繊細で他者に共感しやすい性格だと
とっても大変。普通にしているだけで 近くの人の感情が自分の心に流れ込んでくる
イライラしている人 悲しんでいる人 喜んでいる人 身近な人の感情に共感してしまい
疲れ切ってしまいます。
子供は可愛い でもこの追い詰められていく孤独感
孤軍奮闘感は なんなのだ! 私には味方はいないのか
心が折れまくったゾ そう感じる時
アタシャどーすりゃいいの(ちびまる子ちゃんの声で再生)

 

◆お餅さんは 超絶、と言っていいほどの
HSP(ハイリー センシティブ パーソン)
で他者の感情や体調に共感してしまう特性を持っています。その為、子供の気持ちに深く共感する能力にたけていますが、反面 周囲の人間の感情に影響を受け、同調し 自己犠牲を前提に他者を救おうとしてしまう事が お餅さんの「生きづらさ」を作ってしまっていました。

いつの間にか 「友達よ」と言っていたママ友がシラーっと敵に回っていたり
でもママ友間で揉めると 子供が困ることになるし
「私が我慢すれば」
家族の食事もやっぱり子供優先で考えてしまいますよね
「私が我慢すれば」
そうやって数えていくと なになに、と名前の付けられないような
細々した家事から生活の些事まで いろんな事を我慢して ママさん達は生活しています
子育ての時間では世界は「弱肉強食なのだ」と思い知らされる事が多々あります

子供は弱く 親が守らなくてはいけない
社会や 所属するコミュニティの中のつまらないマウントの取り合い、
ベビーカーを押して公共交通機関に乗ろうとする時でさえ緊張が走ります。

ママは自分を殺して子供を守る
でもママの強さの根拠ってなんだろう?
何を拠り所にこの弱肉強食の世界と渡り合えばいいの?

「子育てとHSP」

今回ご紹介するのは お餅さんと丸ちゃん 母娘の関係です。
丸ちゃんが実際に書いた日記を紹介します。

まるちゃんの日記

「わたしが見つけたもの」

わたしが、今日見つけたものは、お母さんのやさしさです。

今日、電車がおくれてしまった時に、

「ごめんね。」

と 言ったら、

「そんなこと言わないで。 丸ちゃんがぶじに かえってきたことが一番しあわせだよ。」

と おこらないで言ってくれました。
そのやさしさがうれしかったです。

お母さんはいつもやさしいです。
それにお母さんのやさしさを先生にもつたえたかったので、この文しょうを書きました。

そして、わたしも今日また一つお母さんのやさしさに気づきました。
わたしもお母さんをみならって、友だちにやさしくなれたらいいと思います。

お母さんはとってもやさしいです。

でも、一つお母さんに、やってもらいたいことがあります。

お母さんはわたしたちを気にしていつも、自分のことを後回しにするので、自分も大切にしてくれれば、とってもさい高のお母さんになれると思います。

おわり

 

「ママの子供になれた事が幸せ だからママ 自信を持って」

そして丸ちゃんは言いました。
「ママは少しおっちょこちょいだし、優しすぎるけど
丸を守ろうとしてくれる時のママはすごく強いよ!
ママは丸に言ったでしょ
『丸ちゃんを守ろうとする時のママは強いのよ、だから安心して 自分の人生だから自分の好きな事をして
そしてママの心はいつも 丸ちゃんの心に居るよ 離れていてもいつもあなたを感じて想ってる』
って言ってくれたでしょ、
丸はママの子供になれたことが幸せ。
だから 丸を育てたママだから自信を持って。」

丸ちゃんは そう言うのです。

小学2年生の女の子が
ママが自信を持つ為の根拠が 自分自身の存在そのものだ と言い切るのです。

ママの性格も特性も感じ取り ママが自己犠牲の上に生活を送っている事を理解し
その上で「ママ、自分自身の人生を生きて」と表現しています。
丸ちゃんは
人間は優しくなければいけない
でも
優しいだけではいけない
そのバランス感覚を理解し実践しています。
優しく在るべきだけど 優しくする事で
自分の立ち位置や自分の尊厳を卑下したり貶めたりしてはいけないんだ、
社会生活ではそのバランス感覚がとても重要なのだ と理解しているのですね。

なんだか陳腐な表現になってしまいますが
真実の愛は相手に届き そして裏切らないのだな とそう感じるのです。

の中の親御さん達が 子供を愛し
いろんな物と戦っています。
タフさを求められる事ばかりなのに
自分の繊細な心はどんどん擦り減って疲れ切ってしまう。

それでも
どうか一番大切なものを見失わないように と願います。

 

目の前にいる 子供さんは あなたを全身で感じ取っています
遺伝的なものから 発する言葉や 表情 醸し出す空気感まで
1日1日 あなたから影響を受けて成長しています。

 

あなたが子供さんを感じ 観察し 洞察する時
子供さんもまたあなたを感じ 観察し 洞察しているのです。

 

目の前に あなたの 小さな小さな世界一の味方が居ます。

 

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