はるブログ

子育てとコトバと物語のブログ

育児

【勉強・運動・周りの子についていけない心配→心配ご無用!敏感期②】 

投稿日:2019年6月22日 更新日:

うちの子、勉強が遅れてるんじゃないか心配

幼稚園でも小学校でも 「勉強や生活態度などで周りに遅れていないか心配」

というお母さんの声をよく耳します。

勿論 教育機関によって指針に定められたスケジュールがあるので年間行事もお勉強もどんどん進んで行ってしまいます。

 

でも焦っても何も良い事はありません。

だって子供はベルトコンベアーで作られる製品では無いのですから。

皆、一人一人違って、成長のスピードも興味の対象も違います。

私たち親が出来る事はなんでしょうか?

 

現役の保育士「お餅さん」の実際の保育の現場でのエピソードです。

 

保育士お餅さんが初めて体験した 衝撃の「敏感期」

 

お餅さんはモンテッソーリ系の幼稚園の卒園でもなければ、実習をしたわけでもありませんでした。
保育士になったばかりのお餅さんはモンテッソーの右の左も分からず、先輩からよく指導を受けていました。


一年目に年中さんの砂文字という50音の教具を任されました。
(※砂文字 板に砂で吹き付けた文字が書いてあり それをなぞることで 記憶の定着をさせていく教具)

砂文字を出席番号順に園児に提示していって欲しいと。

 

お餅さんはそこに違和感を感じました。

「モンテッソーって敏感期にあてていくものではないの?出席番号順なの?

でも先輩が言うなら、そういうこともあるのかなぁと最初は出席番号順に提示していました。


そこでケント君という男の子に砂文字を提示し始めたのですが、
1ヶ月経っても、1ヶ月半経っても

「あ」「い」「う」の三つの文字も覚えませんでした。

やはり文字に対しての敏感期がきていないんだ
ここで無理に提示してはと

お餅さんは先輩に怒られてもケント君への砂文字の提示を止め、様子を見ていました。

それから3ヶ月くらい経った頃でしょうか

教室にある文字を見て

「先生これは何て読むの?」

と聞いてくるようになったり

文字をじーっと見ていたり

ここかもしれない
ここが敏感期なのかもしれない

お餅さんは砂文字提示を再開しました。

ーーーそして
ケント君が50音全て読めるようになるのに一週間かかりませんでした。

その時
お餅さんは初めて敏感期というものを体験しました。

子ども自ら興味を持ち、特定のものを吸収しようとする時期

その時期にぴったりと当ててあげれば獲得するのに時間はかかりません

時期が違えば「押し込みの教育」になり獲得に時間を要します

責任を感じました。

乾いたスポンジが水を吸うように、どんどん吸収する瞬間を正しく見抜いてあげなければと。

そこからお餅さんはモンテッソーを深く勉強するようになりました

子どもをよく観察する大切さを学びました

ケント君との出会いがお餅さんを変えたのです。

 

 

まとめ
・子供の成長は人それぞれのスピードがある。焦らないで
・子供を観察しましょう               
・子供の中に芽生えた 興味の芽を見逃さないでください

-育児
-

執筆者:


  1. passwords より:

    Major thankies for the blog post. Really looking forward to read more. Cool. Kent Corell

comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

関連記事

【子育ての悩み 子どもの習い事は誰の為?】

子どもさんが話し出したり 自由に動きまわったり出来るようになると 親御さんもソワソワしてきちゃいますね。 そう 「ウチの子に何を習わせよう?」ですよ。 英会話はとにかく 幼児期がら習わせたいし 算数だ …

【兄妹の兄ばかり強く叱ってしまう】

カピパラさんから相談。 カピパラさんは40代の男性会社員です。まだお子さんが小さく、 幼稚園に通っている兄妹がいます。 相談:「 お兄ちゃんの方を強く叱ってしまう 」どうしたらいいでしょう 回答:まず …

【学校で教わらない 子育ての基礎と心構え】

こんにちは 【はる】です。 ふと気づきました。 子育てって どこかで教えてもらったりしないですよね 【問題点】 算数の基礎に九九を習いますが オトナになって親になっても 子育ての基礎って どこでも教わ …

【自己肯定を最大化させる】

育児の現場にて 保育士である「お餅さん」は 長く保育の現場で子供たちと向き合ってきました。 お餅さんには 一人娘の「丸ちゃん」がいます。  お餅さんはご本人が 機能不全の毒親に育てられ親からの 壮絶な …

【発達障害】の境界線

【育児の現場にて】 『保育士 「お餅さん」へのインタビュー』 保育士である「お餅さん」は 長く保育の現場で子供たちと向き合ってきました。 お餅さんは「心を育む保育」を追い求め 勉強し、保育の現場で実践 …

はるブログイメージ

はる

コトバと物語とライター生活

コトバを愛するライター

小劇場の劇作家から短編小説執筆

子育てや物語について書いていきます。

高校生の息子がいます。

・子育て・小説・映画・プロレス・ライター生活